キュウリのご先祖 何処から?
キュウリの歴史はとても古く、原産地はインド北西のヒマラヤ山麓と言われています。言い伝えでは、紀元前2世紀に張騫(ちょうけん)という人物が、西域(=胡)からキュウリを持ち帰り、中国に伝えたといいます。
キュウリは漢字で書くと「胡瓜」ですが、これは「胡の瓜」という意味。その後、中国を経由して日本に伝わりました。
昔の日本人は熟して黄色くなったキュウリを食べていたそうです。
ルイス・フロイスというポルトガル人宣教師が16世紀に来日しました。そして、「日欧文化比較」という書物にこう書いています。「われわれの間では果物は熟したものを食べ、胡瓜だけは未熟のものを食べる。しかし、日本人は果物を未熟のまま食べ、胡瓜だけは黄色に熟したものを食べる」と・・・
キュウリは「世界一栄養のない野菜」としてギネスブックに 掲載されていますが、これには少し誤解があります。ギネスではカロリーの最も低い果実と言うことで、栄養のない野菜とはちょっと違うと思います。
キュウリにはカリウムが豊富です。カリウムは次のような働きが期待できます。
・ 利尿・むくみ改善
・ 高血圧・動脈硬化予防
・ 夏バテ・のぼせ緩和
また、キュウリに含まれる「シリカ」というミネラルには、肌、爪、毛髪の老化防止や修復作用があり、最近注目されていると言われています。
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