そろそろ紅葉の季節
コロナ禍でなかなか遠出をしていませんでしたが、我慢を強いられていたものが緩和されつつあるので、対策を講じて出かけたいなぁと思っています。
ここに紹介する写真はコロナ禍前に香嵐渓に出かけたときの写真(2~3年前)です。
もみじや広葉樹は、春から夏にかけて、日差しを浴びて光合成を盛んに行い、成長するために必要な栄養をたくさん作ります。
しかし、秋になって日差しが弱くなると、光合成によって作られるエネルギーは激減し、葉を緑色に維持するエネルギーのほうが上回るという状態になってしまうのです。
そこで落葉樹は、余分なエネルギーをカットしようと葉に栄養や水分を送ることをやめ、枝や幹にエネルギーを蓄え、寒い冬を乗り越える準備をするのです。そのため、緑色の葉緑素は壊れていきます。ここからが、アントシアニンの出番となります。じつはアントシアニンは色素で、赤い色を持っています。葉緑体の緑が薄れることでアントシアニンが目立ち始め、葉はみるみる赤くなっていくのです。これが、紅葉の仕組みです。
コメント